キヤノンのEOS 1桁Dシリーズは、オートフォーカス（AF）機能の進化が顕著であり、各モデルごとにさまざまな改良が施されています。以下に、各モデルのオートフォーカス機能の主な進化点をまとめます。
EOS 1桁Dシリーズのオートフォーカス機能の進化
1. EOS-1D (2001年)
- AFポイント: 45点のオートフォーカスポイントを搭載。
- 性能: 高速なAF性能を実現し、報道やスポーツ撮影に適した設計。
2. EOS-1Ds (2002年)
- AFシステム: EOS-1Dと同様のAFシステムを採用し、フルサイズセンサーによる高画質と組み合わせて、ポートレート撮影においても優れたAF性能を発揮。
3. EOS-1D Mark II (2004年)
- AFポイント: 45点のAFポイントを維持しつつ、より精度の高い測距が可能に。
- 改良点: AFの追従性能が向上し、動体撮影においても高い精度を実現。
4. EOS-1Ds Mark II (2004年)
- AF性能: 1Ds Mark IIでも高精度なAFが維持され、特にスタジオ撮影においても信頼性が高い。
5. EOS-1D Mark III (2007年)
- AFポイント: 19点のクロスタイプAFポイントを搭載し、動体追尾性能が大幅に向上。
- 新機能: AIサーボAF IIを搭載し、動く被写体に対する追従性能が強化された。
6. EOS-1Ds Mark III (2007年)
- AFシステム: 1D Mark IIIと同様のAFシステムを採用し、ポートレートや風景撮影においても高いAF性能を発揮。
7. EOS-1D Mark IV (2009年)
- AFポイント: 39点のAFポイントが全てユーザー選択可能になり、より柔軟な撮影が可能に。
- ISO性能: 高感度撮影時のAF性能が向上し、低照度下でも精度を保つ。
8. EOS-1D X (2012年)
- AFシステム: 新しい61点AFシステムを搭載し、特に動体撮影において優れた追従性能を実現。
- 改良点: 高速連写時でもAFが機能し、プロの要求に応える性能を持つ。
9. EOS-1D X Mark II (2016年)
- AF性能: 最大14コマ/秒の連写時でも高精度なAFを維持。
- 新機能: デュアルピクセルCMOS AFを搭載し、ライブビュー撮影時のAF性能が大幅に向上。
10. EOS-1D X Mark III (2020年)
- AFシステム: 191点のAFポイントを搭載し、特に動体追尾性能が強化。
- 新技術: AIによる被写体認識機能が追加され、より精度の高いフォーカスが可能に。
これらの進化により、EOS 1桁Dシリーズは、特に報道やスポーツ撮影において、迅速かつ正確なオートフォーカス性能を提供し続けています。各モデルは、プロフェッショナルのニーズに応えるために、常にAF機能の向上を図ってきました[1][3][9].
[1] https://camecame.jp/eos-1d-pro-shooting-performance/
[2] https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/756616.html
[3] https://www.fuku-chan.info/column/camera/17443/
[4] https://www.rentio.jp/matome/2018/01/canon-mirror-less-slr-beginner/?srsltid=AfmBOoogaKOfxHWQM-SJF7AhhnVVUQbd9BHm9r29ZcNgbz78ORypapu5
[5] https://news.mynavi.jp/article/20160219-eos_80D/3
[6] https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/742494.html
[7] https://note.com/fuku2cameraman/n/nfd1b2f6732fd
[8] https://pchansblog.exblog.jp/30350770/
[9] https://shuffle.genkosha.com/products/eos5d4/9325.html
[10] https://global.canon/ja/c-museum/history/story11.html
コメント